低容量ピル服用中だけど妊娠したかも?低用量ピルで事後避妊できる?

低用量ピル(OC)は望まない妊娠を回避するために服用する避妊薬です。
継続して服用することで妊娠しにくい状態にしてくれます。

低用量ピルの避妊失敗率は0.3%だと言われていますが、これはあくまで「理想的な使い方」をした時の確率です。
飲み忘れなどで正しく服用できなかった場合、その避妊失敗率は上がってしまいます。

低用量ピルを飲んでいても妊娠してしまう事例にはどのようなものがあるか見ていきましょう。

また、妊娠してしまったかもしれない…と思った後でも低用量ピルで妊娠を阻止することはできるのでしょうか。

低用量ピルで妊娠を回避できるワケ

低用量ピルのシート

低用量ピル(経口避妊薬)には、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)という2つの女性ホルモンが配合されています。

毎日1錠を服用することで排卵を抑制し、受精(卵子が精子と結びつくこと)を防ぐのです。

排卵が起こってしまっても、低用量ピルには子宮内膜の増殖を抑える働きもあるため、受精卵の着床(子宮の壁に張り付くこと)も防ぐことが可能です。

低用量ピルは理想的な飲み方で妊娠失敗率が0.3%

低用量ピルは避妊具の中でも避妊失敗率が低いことで、欧米の先進国では多くの女性が使用しています。

ただし、これは「理想的な飲み方」をした場合の確率であり、少しでも飲み方や飲むタイミングを誤ると、その確率は上がってしまうでしょう。

理想的な服用方法

毎日同じ時間帯に1錠を服用します。
ホルモンが含まれた錠剤をトータルで21日間(1シート分)服用し、その後7日間休薬します。

その間に月経がはじまり、7日が経ったら新しいシートの錠剤を飲みはじめます。

なお、ピルには21錠タイプと28錠タイプがありますが、28錠はうち7錠(7日分)が休薬期間中に飲む偽薬(プラセボ)であり、ホルモンは含まれていません。
これはピルの服用を習慣化して飲み忘れを防ぐためです。

低用量ピルで避妊が失敗するケース

ピルで避妊に失敗するケース

低用量ピルは上記のように理想的な使い方をしていれば避妊失敗率がわずか0.3%なのですが、下記のような状況では妊娠してしまう場合があるのです。

飲み忘れた

低用量ピルの避妊失敗率は、錠剤を飲み忘れた時間が長ければ長いほど高くなるとされています。

いつも飲んでいる時間から12時間以内であれば血中にホルモンが残っているので影響はないとされています。

飲み忘れてから1日が経過した場合は飲み忘れた分と予定通りに飲む分の2錠を合わせて飲めば避妊効果が持続します

2日分を連続して飲み忘れた場合は、2通りの対処方法があります。

(1) 飲み忘れた分のうち、最後の錠剤を1錠服用する。それ以降の錠剤は毎日決まった時間に1錠ずつ服用し、最低7錠を連続して服用するまで他の避妊法を用いるかセックスを避ける。

(2) ピルの服用を中止し生理が来るのを待つ。生理が始まったらその初日から新しいシートの錠剤を服用する。

ちなみに、日本産婦人科学会やWHO(世界保健機関)が推奨しているのは(1)の方法です。
しかし、2日分を飲み忘れた時点ですでに出血(生理)が見られることもあるので、その場合は(2)の方法が良いと言えます。

ピルが吸収される前に体外に出てしまった

錠剤を服用してから胃に吸収される前に嘔吐などで体外に排出されてしまうと、ピルの成分が吸収されずに避妊効果が薄れてしまう可能性があります。

その場合は、12時間以内にもう1錠飲むと避妊効果が持続すると言われています。

飲み合わせの悪い薬やサプリと一緒に飲んでしまった

低用量ピルには、一緒に飲むと効果が薄れてしまう薬剤やサプリメントが存在します。

・タイレノール
・バストアップサプリ
・病院で処方されるプラセンタ
・葉酸
・ダイエットサプリ など

日頃から避妊効果を保って妊娠を防ぐために、ピル服用期間中に別のお薬やサプリを飲む場合は、併用しても問題ないか確認することをお薦めします。

ピルの効果が発揮される前にセックスしてしまった

低用量ピルを飲んだらすぐ高い確率で避妊できるわけではありません。
効果が発揮されるには、最低7日間連続で服用している必要があります。

ピルを飲み始めて7日経っていない場合は、コンドームなど他の避妊方法を用いるか、セックスを控えましょう。

低用量ピルを飲んでいても妊娠してしまったかも…と思った時には

看護師

上記のような状況に陥って妊娠してしまったかもしれないと思ったあなた、まだ望みはあります!

事後避妊」という言葉をご存知でしょうか。
「緊急避妊」とも呼ばれており、避妊に失敗したと思われるセックスから72時間以内に行う避妊方法を指します。

実はお手持ちの低用量ピルの飲み方を工夫することで、事後避妊が行えるのです。

3相性ピルでの緊急避妊

3相性ピルに代表される低用量ピルにはトリキュラー、アンジュ、ラベルフィーユがあります。

3相性ピルをお持ちの場合、黄色の錠剤を4錠服用し、12時間後に追加で4錠飲むと事後避妊ができます。

1相性ピルでの緊急避妊

マーベロンやオーソMなど1相性ピルと呼ばれる低用量ピルで緊急避妊を行う場合は、3錠を服用して12時間後に追加で3錠を服用します。

事後避妊専用のピルがあります

低用量ピルを用いた事後避妊の方法をご紹介しましたが、事後避妊で飲む専用のピルがあるのをご存知でしょうか。

「アフターピル」と呼ばれるもので、低用量ピルよりも多くの女性ホルモンが含まれています。

避妊に失敗してから72時間以内であれば高い確率で妊娠を阻止でき、種類によっては1回1錠で事後避妊が完了するものもあるので、低用量ピルを飲むより簡単に緊急避妊ができるのです。

アフターピルは低用量ピルと同様に病院で処方されるものですが、個人輸入代行で海外から取り寄せれば医師の処方箋がなくても入手でき、事前に用意しておくことも可能になります。

避妊成功率の高い低用量ピルですが、今回ご紹介した状況で予期せぬ妊娠をしてしまう可能性も十分あります。

失敗したかも…と思ったらすぐに手を打てるように、通販サイトでアフターピルを事前に購入して備えておくことを強くお薦めします。

投稿日:2017年9月28日 更新日:

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