セックスは子孫を残すだけが目的ではなく、愛情を深めたり性欲を満たすといった目的もあります。

妊娠を希望していないのにセックスをする際には、望まない妊娠を避けるために避妊を行うのが通常です。
しかし、避妊をして失敗してしまうことも十分あり得ます。

特に女性は妊娠をする側なので、望まない妊娠をしてしまって一番困るのは女性の方でしょう。

避妊に失敗してしまうケースにはどのようなものがあるのでしょうか。
あなたにも起こりえる事例をいくつかご紹介します。
また、万が一失敗してしまった時に取るべき処置はあるのでしょうか。

日本で最もメジャーな避妊法はコンドーム

コンドーム

2016年に発表された国連の調査によると、2005年時点で日本国内でもっとも使用されている避妊法はコンドームで、その割合は40.7%にも及びます。

これは世界的に非常に高い使用率で、2013年のアメリカ合衆国のコンドーム使用率はたったの9.4%なのです。

日本でメジャーな避妊法において、コンドームの次に使用率が高いのは膣外射精で11.8%と、これも世界と比較して高い割合となっています。

日本における避妊方法ランキング

第1位:コンドーム 82.0%
第2位:腟外射精 19.5%
第3位:オギノ式 7.3%
第4位:ピル(経口避妊薬)4.2%
第5位:IUD (子宮内避妊具)0.4%

コンドームの避妊失敗率

コンドームは避妊と併せて性病感染防止もできる避妊法ですが、コンドームの妊娠失敗率として提示される数字は調査資料によって少々異なることがあります。

日本産婦人科学会の資料によると、コンドームの妊娠失敗率は2~15%とされています。

米国家族計画連盟の報告書によると、米国におけるコンドームの破損率は100回のうち2回だそうです。

同報告書では、調査ごとでコンドームの妊娠失敗率が変動するのは、若い世代の間でコンドームの装着方法を誤ることがあるからだと述べられています。

さらに、ほとんどの人々はコンドームの破損や外れなどを経験せず、経験する人のほとんどは経験が乏しかったり、あまり注意して装着していなかったことが原因のようです。

米国で行われた別の調査によると、コンドームの一般的な使用方法で妊娠する確率は18%、理想的な使い方で2%に抑えられるそうです。

膣外射精の避妊失敗率

米国で人工妊娠中絶手術、避妊薬処方、性病治療などを行っている非営利団体『Planned Parenthood』によると、膣外射精で妊娠する確率は22%、およそ5人に1人が妊娠する計算になります。
出典:What is the Effectiveness of the Pull Out Method? - Planned Parenthood

膣外射精のみを用いたセックスを繰り替えしていると、それだけ妊娠をしてしまう確率が高いのです。

中には膣外射精を避妊法と見なしていない専門家もおり、避妊失敗率の高さからも、あまり推奨されていないのが現状です。

約7割の女性が避妊で不安に感じたことがある

不安に感じる女性

医療・健康に関するモバイルサービスを提供する株式会社プラスアールのアンケート調査によると、69%の女性が避妊に関して不安な思いをした経験があると答えています。

具体的には、「避妊具が外れた」、「相手の男性の機嫌を損ねたくない」などという理由で避妊に失敗したり、避妊を言い出せなかったケースがあります。

具体的な避妊失敗の事例には次のようなものがあります。

・性交中にコンドームが破れていた
・膣外に射精するつもりが、間に合わず膣内に射精してしまった
・避妊具を持っていなかったが、成り行きでそのままセックスしてしまった
・膣外射精だと妊娠しないと思い込んでいた など

なぜこんなにも多くの女性が避妊に関して不安な思いをすることになるのでしょうか。
これには、日本の性教育の遅れやコンドーム以外の避妊方法の普及率の低さが挙げられるでしょう。

日本の性教育は他の先進国に比べて格段に遅れているといわれています。

若い世代の男女がセックスの方法を知るのに使用しているソースが主にアダルトビデオというのが現状で、避妊具の種類や装着方法などを正しく理解していないまま、無防備なセックスをしてしまうのです。

また、日本は経口避妊薬(ピル)が入手しにくい環境でもあります。
海外にはピルが処方箋なしで購入できる国もいくつかありますが、日本ではピルが導入されてからずっと指定の医療機関を受診しないと入手できない仕組みになっているのです。

ピルは避妊成功率がコンドームよりも高いといわれており、ベルギーやブラジル、カナダなどではピルの使用率が20%を超えています。

事後(緊急)避妊を知っていますか?

誤った知識や思わぬ事故で避妊に失敗してしまった場合、事後に行える対処方法はあるのでしょうか。

実は、避妊に失敗したセックスの後でも避妊を行うことが可能です。
これを事後避妊または緊急避妊と呼びます。

日本では3人に1人しか認知していないといわれている緊急避妊薬(アフターピル)は、性交の72時間後以内に服用することで妊娠する確率を抑えることができるのです。

アフターピル服用時の妊娠率

性交中に行う避妊について正しい知識を身に付けることも大切ですが、万が一失敗してしまったときに事後(緊急)避妊という手段があることを把握しておくことも同じくらい重要なことです。

当サイトでは、セックス中の避妊に失敗してしまった時に必要な事後(緊急)避妊についての情報を提供していきます。

投稿日:2017年9月26日 更新日:

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